サポーターインタビュー

2022/08/17

川原 茂 さん

インタビュー画像
移住年月 2021年
年代 30代
職業 公務員

川原さんは佐渡育ち。高校を卒業後進学のため島外へ。東京・埼玉に11年、新潟市に7年住み2021年佐渡へUターンしました。現在は地域相談員として地元赤泊地区の地域づくりを支援しています。

 

Q.Uターンしたきっかけは何ですか、また最近の佐渡変わったなと思うことはありますか?

 

佐渡をよくしたい!という気持ちが強かったんですよね。その気持ちは今も変わりません。実は学生時代は国際公務員になりたくて海外の支援などに興味がありました。しかし大学の学業以外にサークル活動や学外活動をしていく中で、日本のことや地元のことに興味が出てきて今の「佐渡をよくしたい!」という気持ちに繋がっています。外に出ることで今の佐渡を客観的に見ることができました。私の母校(保育園・小学校)が廃校になっていく様子を見てきたので、危機感はありますが、最近では空き家をリノベーションしたお店が増えたりビジネスコンテストも開催され新しい事業が増えたと思います。移住者の方も以前より増えたと感じています。

 

Q,Uターンして始めたことはありますか?

 

地元に根差した活動がしたいと思ったのと同世代で異業種の方と繋がりたいと思ったので、青年会議所に入りました。他には両親の田んぼを手伝ったり、農業関係の役員会の事務をしたり、消防団に入ったり・・・「地域づくり」がライフワークになっています。誰かが動かないと、この先10年本当に心配です。そういう危機感がありますね。そう思うからこそ思う存分やっています。自分が動くことによって周りが楽しみを見つけてくれたり、周りの楽しい姿をみて自分も幸せを感じるタイプなんです。喜んでもらえることをすることで、自分も楽しくなる。結局地域のためにもなるし、そのサイクルはこれからも続けたいです。

 

Q.佐渡人が教える佐渡人のツボ。うまく地域に入れるアプローチのこつはありますか?

やはり田舎ですからね(笑) 飲ミニケーションは欠かせません。お酒の席で仲良くなることはよくあります。嫌でなければ、誘われた席に顔を出すと受け入れてくれると思います。

あと佐渡は広いところですが、人間関係は密で狭いところです。「あいつの友だちだったら大丈夫だろう。」というのが少なからずあり、共通の知り合いがいると分かれば、途端に仲良くなることもありますよ。佐渡育ちの私も他の地域に行けばわからないこともたくさんあるので、共通の知人に助けてもらいます。。青年会議所に入ったことで顔は広くなったので、お手伝いできることがあると思います。

 

Q.UIターンを検討している方にメッセージをお願いします。

佐渡は可能性がある島だと思っています。ビジネスコンテストも盛り上がっていますし、りんごの南端、みかんの北端だと言われていて農業のポテンシャルはまだまだあると思いますし、世界遺産登録も控え注目度が高まっています。新しいことに挑戦したい人にはいい島ですよ!これからの佐渡は今以上に、外の人、内の人が力を合わせないといけないので、困ったことがあれば力になりたいと思っています。

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