サポーターインタビュー

2022/08/19

野口 忍 さん

インタビュー画像
移住年月 1994年
年代 60代
職業 商工会職員

野口さんは佐渡生まれ。大学進学を機に上京。1994年34歳の時に佐渡へUターン。現在は両津商工会にお勤めで、両津商店街の活性化に奮闘されています。

 

 

Q.佐渡にUターンしようと思ったきっかけは何ですか?Uターンしてよかったことまた苦労したところ?

 

東京で勤めていたんですが、毎朝1時間半くらいかけて会社通勤していました。満員電車に揺られ「このまま定年までこれで終わるのか」と思ったら何か虚しさを感じていて。たまたま読んでいた新聞記事に佐渡の営業所の求人募集があったんです。当時は今と違いインターネットもそこまで普及していませんでしたから、全国版の新聞に佐渡の求人が載るなんて滅多にないことでした。その会社は東京に本社を置く会社で、佐渡の営業所長を募集していました。たまたま活かせる資格も持っていたので、これはチャンスだと思いUターンを決めました。

 

 

Q,佐渡島民が教える佐渡のおすすめ休日の遊び方を教えて下さい。

 

 

スポーツが好きな方なら、海沿いをジョギングするのもいいですし、スポーツ大会に参加するのもいいですね。私もトライアスロンにチャレンジしました。畑に興味がある方なら、積極的にアプローチすると畑を貸してもらえると思います。畑づくりのアドバイスももらえると思いますよ。都会に比べると広い空間がありますので、レンタルスペースなど借りることなく趣味を謳歌できると思います。

 

離島だからといって今までの生活を我慢することも少ないと思います。光回線もあるし、動画配信や通販などは今までと同じように使えるでしょうし・・・。

 

両津商店街で空き家の内覧会を企画しています。空き地ではキッチンカーも誘致して有効的な空間利用を考えています。両津は佐渡の玄関口ですから、賑わいのある環境整備をしていきたいんです。あなたのチャレンジしたいと思っていたことが叶うかもしれません。休日の遊び方として地域づくりを一緒に出来るといいですね。

 

Q,佐渡人が教える佐渡人のツボ。こういうアプローチがうまく地域に入れる!

 

 

佐渡には鬼太鼓という伝統芸能があります。集落の家、一軒一軒を門付けしていていくお祭りですが、鬼太鼓に参加して地域に入っていくといいと思います。私の住んでいる春日町は女性初の鬼太鼓の舞手がでました。近年では外国人女性の参加もありました。地元の人がやってることに飛び込んでみるというは、一番喜んでもらえるんじゃないでしょうか。私もUターンしてすぐのときは顔を覚えてもらうために町民運動会に参加したんですよ。

 

 

Q.UIターンを検討している方にメッセージをお願いします。

 

 

私くらいの世代だと第二の人生は「のんびりしたところに住みたい」という気持ちが出て来ると同時に、生活基盤がもう都会にある人も多いと思います。最近は「関係人口」という言葉もある通り、完全にどちらかに軸足を置いて暮らしを変えてしまうだけでなく、第二の故郷として佐渡を選んでくださる方もいます。それでもいいからこっちで楽しみを見つけてほしいと思いますね。佐渡に実家がある人でも、米作りの忙しいときだけ帰省する人もいます。そんな人も私が商工会で関わっている玄関口両津の賑わいづくりなど、何か佐渡づくりを一緒にやっていけたらいいなと思っています

関連情報