サポーターインタビュー

2022/08/18

竹内 康太郎 さん

インタビュー画像
移住年月 2008年
年代 40代
職業 自営業・会社員

竹内さんは東京生まれ。1999年高校卒業後、和太鼓集団鼓童の研修生として一度佐渡へ移住、その後東京へ戻り進学就職をし再び佐渡へ!現在、冬は酒蔵、夏はゲストハウス運営とマルチな働き方をなさっています。

 

ゲストハウス華屋 https://www.instagram.com/guest_house_hanaya/

 

Q.佐渡に再移住しようと思ったきっかけは何ですか?

 

佐渡で出会った妻との結婚がきっかけでした。所帯を持って暮らすなら佐渡がいい、佐渡の方が暮らしやすいという気持ちは二人とも持っていました。実際、東京でのサラリーマン生活で毎朝の満員電車には疲れていましたし、これを65歳まで続けるイメージがわかなかったんです。佐渡の田舎風景、環境、自然が好きというのは妻との共通認識だったので、「結婚を決める=佐渡に住む」でした。

 

Q、空き旅館をリノベーションし起業した経緯を教えてください。

 

2ヶ月東南アジアでバックパッカー経験があります。そのときゲストハウスを好んで利用していました。そこに集まる旅人の交流がとても楽しくて好きだったんです。そのうちにいつかゲストハウスをやりたいとぼんやりと思うようになっていました。ですが、ただそうなればいいな、と思っていただけで特に行動には起こしていませんでした。

そんな思いを持っていたのも忘れていたぐらいのときに、「ごんざや」(現ゲストハウス華屋)二階の大広間でイベントがあり、初めて中に入りました。そのときの「ごんざや」は時々イベントが開かれるくらいで利活用してくれる人を模索していた時期でした。それを聞いて昔の思いが蘇り、手を挙げました。

 

Q.地域とのかかわりでよかったこと苦労していることを教えてください。

 

その土地の年配の方々に生活の知恵や自然のことを学べるのはとても貴重なことだと思っています。座学ではなくて実践的で、刺激があって面白いです。例えば山に入って山菜取りをしたり、目の前でマムシをさばいてマムシ酒を作るのを見せてもらったり、ヤマドリを解体してもらったり、畑づくりも教えてもらいます。先生がいっぱいいるんですよね。その人たちにとってはそれは生活の一部。私にとっては学びでしかないんですけどね。

苦労という訳ではないんですが、子育てをする上で、自然に触れさせてあげられるのはメリットだと思う反面、同級生が少なかったり水族館や動物園がないので島外へ連れて行ってあげないと観られないものがあったり、習い事の選択肢が少ないなどはありますね。いずれにしても、楽しめるマインドを持つことだと思います。苦労も大変なことも楽しめる、乗り越えようと思うことはどこにいても大切ではないでしょうか。

 

Q.移住/Uターンを検討している方にメッセージ

 

いい意味でおせっかいな人が多く、最初は距離感を掴むのが難しく感じるかもしれません。無駄だなと思う行事や時間の使い方もあります。ですが、付き合っていくうえで、これくらいの距離が心地いいなと思う落としどころが探せるといいですね。住んでしまえば色んな人に出会い、色んな人がいることがわかります。旅行者ではわからない、住んでいるからこそ共同作業もたくさんあり、都会にはない距離感で遊んでもらえます。

「田舎の人はこうなんでしょ」という色眼鏡をかけるのではなく、人と人との付き合いを大切にしてもらいたいです。無理をせず、気合いを入れすぎず、じっくり時間をかけて自分の生活をデザインし佐渡を楽しんでください。

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