サポーターインタビュー

2022/08/16

稲垣 里帆 さん

インタビュー画像
移住年月 2021年
年代 20代
職業 会社員

横浜生まれ、横浜育ち。リモートワークで会社員をする傍ら、羽茂地区を拠点に地域活動、特産品のいももちの営業支援、小木港でのヨットクルーズ/ヨットスクール事業、多拠点生活サービス(ADDress)の家守の活動もされています。

 

https://mobile.twitter.com/inari_hoppers

https://www.instagram.com/sadosailingclub/

 

 

Q.佐渡にIターンしたきっかけ、よかったこと苦労したことを教えてください。

 

大学の環境サークルで頻繁に佐渡を訪れる機会があり、それが佐渡との最初の出会いです。

そのサークルで羽茂地区の古民家を借りてメンバーが卒業後も気軽に集える場を運営する「がやラボ」の会員として活動も行っています。

その後社会人になり、どこかへ引っ越そうと思っていた時に、学生時代から縁があった佐渡に再び訪れた時、とても心地よく感じたので移住を決めました。

佐渡に来てから「生活を豊かにしよう」という意識が高まりました。美味しいご飯を食べる。快適な居住空間を作る。シンプルなことですが、毎日が幸せと感じられます。

苦労したことはあまりないですが、しいて言うなら、島外の企業に転職しようと思った時に佐渡がベースだと断られるケースがありました。佐渡の良さを知っちゃって、今は島を出るという選択肢はないので、悩ましいところですね。

 

Q.移住してからのライフスタイルの変化、新しく始めたことはありますか?

 

移住後は時間的余裕ができました。というのも、自分のペースじゃなくて、周りのペースで生活するようになったからです。スーパーは早く閉まるし、陽が落ちたら外は真っ暗だし、必然的に仕事も早く終わらせようという意識が強くなりました。

また、東京と違ってみんなとご飯食べに行く時間も早い気がします。佐渡では17、18時スタートが基本ですね。また、車社会なので飲みに出る機会も減りました。お酒を飲んで帰る術がない時は車中泊するというライフハックも学びましたね。

新たに始めたことはたくさんあります。たらい舟の船頭、畑、空き家リノベーション、ADDress家守、竹林整備・海岸清掃などの地域活動、ヨット関連事業、YouTube活動も始めました。

新しくなった環境で出来るものを生かしたいと思ったら必然とやりたいことが増えました。

 

Q.佐渡のおすすめの暮らし方、戸惑ったことはありますか?

 

佐渡には何か生み出す、立ち上げる楽しみがあると思います。例えば、東京だったら美術館巡りをしていたけど、佐渡には無いから代わりに自分で描こうとか。自分なりに工夫して暮らしています。

地域の困りごとや人手不足の所へお手伝いやアルバイトで参加してみるのもいいと思います。新型コロナウィルスの影響で在庫を抱えてしまった小木地域の特産品いももちをオンラインで販売するお手伝いさせてもらったり、宿根木のはんぎりのたらい舟が人手不足で困っていると聞き、船頭のお仕事を始めてみたり。自分自身新しいことにチャレンジできる喜びもありますし、何より地元の方から感謝され、良い経験ができています。

戸惑ったことは、地域の連絡手段がアナログすぎる所でしょうか。手紙、電話、直接家に来るなど、関東で暮らしていた時は近所の方と電話で話す機会なんて無いですし、訪問することもありませんでした。最初はびっくりしましたね。

 

 

Q.UIターンを検討している方にメッセージをお願いします。

 

移住=永住と決めて来るのはハードル高いと思うので、もうちょっと気軽な感じで来てもいいと思います。移住する時期は春や夏がおススメです。佐渡の快適なシーズンを経験して季節の移り変わりを体感した状態で冬を迎えることで、心身ともに順応して過ごせると思います。佐渡の冬は天気が悪い日が多く、気分が落ち込む日もあります。本を読んだり、家でゆっくり過ごし、冬眠の時期として捉えると気が楽です。

佐渡はSNS経由で現実にも繋がれることが多いです。友達が足りないなとか、助けが必要だなと思ったら積極性を持って発信してみるといいかもしれません。しかもみんな結構チェックしていて、twitter見たよ!と声をかけてくれます。

そして、ヨットに興味あったらぜひ乗りに来てください!クルー(船長の助手)を募集中です!

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